感染対策室

感染対策室は院内感染対策指針に基づき2022年12月に病院全体の感染管理を担う部署として新たに設立されました。医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、事務職員がメンバーとして加わり、それぞれの専門分野の知識を生かして病院全体の感染症を減らし、安全で質の高い医療の提供を推進しております。また地域の感染制御活動にも寄与し、地域全体の感染対策の底上げにつながることを目標としております。

概要(下記組織図に基づいて院内感染対策が行われています。)

活動内容

院内感染の発生防止ならびに発生状況の把握、分析、対策を行うことが主な活動内容です。 感染対策チーム(ICT)、抗菌薬適正使用支援チーム(AST)を有し、それぞれのチームは下記の活動をしています。これらの活動内容は、部門の責任者が集まる感染対策委員会(ICC)で審議され、承認、決定されます。また各部署を代表する感染対策マネージャー(ICM)に対しては感染対策の普及、啓蒙活動を行います。 その他、感染対策アニュアルの作成、職業感染の発生状況の把握や対策、また職員教育にも努めています。

感染対策チーム(ICT)
  1. 感染対策マニュアルに基づいた感染防止対策実施を推進し、遵守状況および課題の把握を行います。
  2. アウトブレイクの早期発見および発生時の対応に務めます。
  3. 継続的に感染防止教育を実施しています。
  4. 感染対策マネージャー( ICM)の活動の推進を支援します。
  5. 週1回の ICTラウンドを実施しています。(2023年度はASTラウンドと合同)
抗菌薬適正使用支援チーム(AST)
  1. 広域抗菌薬等の特定抗菌薬使用状況の把握、菌血症や免疫不全状態の患者様の早期モニタリングを行っています。
  2. 初期抗菌薬の適切性や治療薬物モニタリング状況を経時的に評価します。必要に応じて主治医にフィードバックを行います。
  3. 微生物検査および臨床検査が適正に利用可能な体制を整備します。
  4. 院内のアンチバイオグラム、抗菌薬使用に関するマニュアルを作成します。
  5. 抗菌薬の適正な使用を目的とした院内研修の実施をします。
  6. 感染対策向上加算連携医療機関からの抗菌薬適正使用に関する相談に対応します。