院長挨拶
藤沢湘南台病院には、高度な専門医療や救急医療に対応する急性期病棟、重症患者を治療するICU(集中治療室)、急性期治療が終わった後のリハビリを担う回復期リハビリテーション病棟、在宅復帰に向けた支援を行う地域包括ケア病棟、慢性期の患者さんが長期間療養できる医療療養病棟、がんによる身体や心の辛さを取り除く緩和ケア病棟、と様々な機能を持つ病棟があります。患者さんには年齢や体調だけでなく家族関係や経済的な面などいろいろな生活上の悩みがあるのが普通です。医師、看護師だけでなく薬剤師、栄養士、理学療法士、MSWなどの多職種が有機的に連携し、患者さんの悩みに寄り添いながらさまざまなステージの疾患に対応できるのが当院の最大の特徴です。
昨年2月以来新型コロナウイルス感染症が日本全国で猛威を振るっています。神奈川県でも例外ではありませんでした。感染の急激な蔓延に伴い病床が逼迫し医療崩壊の危機が目の前に迫りました。そこで当院では緩和ケア病棟をコロナ専用病棟に転換する決断をしましたが、それも当院の柔軟な対応のなせる業でした。
昭和7年の鈴木病院開設以来、苦しんでいる人困っている人に手を差し伸べること、医療を通じて地域の人々に安心を与えることが私たちの根底に流れる行動規範です。これからもより一層地域の皆様のお役に立てる病院を目指して参ります。どうぞよろしくお願い致します。
院長
